ワキガ治療|ボトックス注射について

ワキガの治療法はたくさんあるので、どういった治療を行えば良いのか、もっと良い方法があるのではないかと不安になり方も多いと思います。

ここでは、ワキガ治療のボトックス注射についてご紹介していきたいと思います。

ボトックス注射とは

ボトックス注射とは、ボツリヌストキシン(ボツリヌス菌(食中毒の原因菌)がつくる天然のたんぱく質。このボツリヌストキシンを薬として用いることができるように加工したもの)を筋肉に注射して、筋肉を弛緩させる治療法です

ボツリヌス療法とも呼ばれます。

脳梗塞後遺症である手足の筋肉のつっぱりや痙縮(けいしゅく)の改善、美容(シワの改善や目元や口元の形を整えるなどのエイジングケア)にも利用されます。

ワキガ治療として用いられる場合、脇にボトックス注射をすることで発汗を促す伝達物質の放出を阻害(エクリン汗腺の活動を抑制)することで、汗の分泌を抑制し、ニオイを軽減させる効果があります。

【手軽なワキガ治療】ボトックス注射の仕組みとメリット・デメリット・副作用について

ワキガ治療におけるボトックス注射のメリット

メスを使わない治療になります。脇に注射を打つだけなので施術時間が5分〜10分程度、ダウンタイムもほとんど無く当日から入浴も可能です。

個人差もありますが効果は2~3日後より徐々に現れ、一度の注射で3ヶ月~半年程度、長い人では9ヵ月程効果が持続します。

効果が切れると徐々に注射前の症状が再び現れ、元の状態に戻ります。

効果が切れたら再度ボトックス注射を受けることができます。

ワキガ治療におけるボトックス注射のデメリット

ボトックス注射は長期的にその効果が続くわけではありません。

効果の継続期間には個人差があり、平均では3ヶ月~半年程度の持続になります。

そのため、都度治療を行う必要があります。

また、ボトックス注射で使用される薬剤「ボトックスビスタ」の添付文章にもある通り、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人及び授乳婦には投与できません。

動物実験において妊娠や胎児への影響が認められおり、海外では妊娠初期にボトックス治療を受けた患者の胎児の死亡や奇形の例が報告されています。

注射してから半年間は避妊が必要です。

また、まれにボトックス注射による副作用を引き起こす場合があります。

ワキガ治療におけるボトックス注射の副作用

ワキガ治療におけるボトックス注射の副作用はそれほど心配しなくても大丈夫ですが、副作用として脱力・注射部の痛み・筋痛・発疹があります。

また、ボトックス注射を受けた人の中には、腕が重くなったりしびれを感じるなどの副作用で悩む人もいます。

これはボトックス注射による薬の効果が強く表れた結果と考えられており、その効果が弱まると比例して回復していきます。

ボトックス注射の金額

ボトックス注射は保険が適用されるかされないかで金額に大きな差が出ます。

ボトックス注射は全ての人に対して保険が適用されるわけではありません。

保険が適用されるかは、重度の原発性腋窩多汗症であると医師に診断された場合に限られます。

原発性腋窩多汗症とは、脇の下に必要以上の発汗が生じる疾患をいいます。

保険が適用された場合、1回の注射で3万円前後が平均です。

自由診療の場合は6万円~8万円ほどが平均となります。

クリニックの中には安価な薬剤を使用することで低価格を実現しているクリニックもあるので注意が必要です。

特に中国製や韓国製などは安全性について問題が指摘されています。

クリニックを選ぶ際は厚生労働省認可の『ボトックスビスタ』をはじめ、韓国のKFDA(韓国食品医薬品安全庁)に認可を得ている「ニューロノックス」など、安全性の高い薬剤を使用しているかを確認されるようにしてください。

安全性が確保され信頼のできるドクターを探すことが必要です。

ボトックス注射がオススメなワキガの人

ボトックス注射はこんなワキガの人にお勧めです。

・切開(傷になる)するのが嫌な人

・軽度~中程度のワキガ・多汗症の方

・夏の時期だけなど、一定期間の効果をご希望の方

・手術に抵抗がある方

ボトックス注射はあくまでも一時的に汗の量を減らすことで臭いを軽減させるものなので、重度なワキガの場合ニオイが無くなるということはありません。

また、何度もボトックス注射を受けると、金銭的にも手術をしていた方が安かったとなることもあるので、よく考えて治療を受けることが大切です。

ワキガ治療法|ボトックス注射について〜まとめ〜

ボトックス注射はとても手軽なぶん、完璧な効果が期待できるわけではありません。

しかし、軽度なワキガの人がデオドラントいらずになることもあるので、ドクターとよく相談して治療を行いましょう。